Boris Bidjan Saberi
1978年にドイツのミュンヘンでドイツ人の母とイラン人の父の間に生まれたデザイナー"BORIS BIDJAN SABERI(ボリス・ビジャン・サベリ)"は、スペインでファッションを学んだ後、2007年にレーベルを立ち上げ、2010年春夏のシーズンよりコレクションをスタート。正確なカッティングとエッジの効いたディテール、そしてモダンな雰囲気は、ヨーロッパのゴシック様式とカジュアルな雰囲気とが融合し洗礼されたものとなっており、骨格や筋肉構成を厳格に見極め、人間本来の力強さを際立たせるシルエットは、彼の持つ審美眼の本質が人間の身体にある事を物語っている。またヨーロッパのテーラリングや、中東のオーガニックな素材使い等の衣服文化にも影響を受けているため、ハンドメイドによる文化的な表現にも拘りを感じられる。さらに、作品のフィニッシングを全て彼自身が行うことによって"BORIS BIDJAN SABERI"の強い哲学を通したコレクションが生み出されている。